原発問題を考える時、「原発の電気は安い」、原発をやめると「電力が足りない」「経済が立ち行かなくなる」という問いは、もはやプロバガンダであると見えてきましたし、エネルギーの安全保障面でも、シェールガスにより、中東の一極集中から分散化が起き、今後リスクが下がってくることが予想されると考えます。
しかし、「日本だけがやめたって、世界では原発は設置されてゆくではないか?」「CO2問題をどうするのか?」という問いが残るように思えます。(政治家が口に出さない潜在的核抑止力は別にして)
しかし、昨日の震度5弱という地震を見ても、他の国が原発を継続していたとしても、この地震大国の日本が原発から手を引くことは、やはり必須の事に感じます。
他の国が原発を継続してゆくなか、日本は、「世界の廃炉技術センター」として、新たな技術革新で自国の経済を支えると共に、今から各国が抱えるであろう大きな課題の解決を通して世界に貢献してゆくことが、残された問いに対する解ではないだろうかと思いつつあります。
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