国の補助金で省エネ診断を無料で受けられる仕組みが幾つかあります。
https://www.shoene-portal.jp/
その幾つかに診断機関として仕事をさせて戴き感謝なのですが、無料省エネ診断を受けられる仕組みに疑問も持っています。
その疑問が何処から来ているのかを自分なり探りますと、次の3点があります。
1)今まで、国の政策に依存するマインドを持っていたから、誰かが何処かでどんなやり方で作ったに無関心で電気を使ってきて、最終的に起きてしまったのが福島原発事故だと思っています。
再エネでの地産地消は、地方や個人が誰かに頼らず自律して行動することに大きな意味があると思っております。
「国の補助金に頼ること」は、従来の「依存体質」の延長です。
2)受診事業者に、「タダだからやっている」との意識があって、本気でエネルギーを削減したいとは思っていないと感じられることが多いです。本気でない経営者のところでは成果も生まれません。
3)診断者が真剣勝負をしているかという問題。
有償であれば、それに見合う成果を出さないとお金になりません。
受診事業者を訪問して省エネ診断報告書を書けば、診断者にはお金が入りますから、成果を出すことに対しての貪欲さを失う可能性を包含しています。
省エネの成果は、2)受診事業者と3)診断者との共働で生み出されるものですが、有償であるからこそ、受診事業者は投資を回収しようとなり、診断者はお金の取れるサービスを提供しようとなって、その真剣勝負の取り組みの中から、実効ある省エネの成果が生み出されると考えます。
最初は、国が援助するのも良いかもしれませんが、いつまでも続けるものではないと思います。
コメントを残す